一角獣は夜に啼く

ただの日記です。

思ってることとか考えたこととか適当に書きます。 主にソフトウェア開発の話題を扱う 「ひだまりソケットは壊れない」 というブログもやってます。

懐かしき日々の流れゆく小川で

知人が書いた奈良観光の日記を読んで、自分も京都観光したのだった、ということを思いだした。 最近日常の些事を一瞬で記憶の彼方に吹っ飛ばすようになってきてしまっている気がする。

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どこに行ったかというと京都御所。 上の写真は天皇の私的な庭である御内庭である。 御所の中は全体的に落ち着いた雰囲気であった。 京都にはかれこれ 7 年通い続けているのだけど、京都御所はもちろん京都御苑に入ったのも今回が初めてで、結構新鮮な気持ちで京都観光できたと思う。

平安京へ遷都された 794 年からずっとあの場所に御所があったのだと思っていたけど、最初は西に 2 km 弱ほどずれた場所に御所があったらしい。 内裏が火事で燃やされてはそれを建て直すということを何回も繰り返す中で、いつしか内裏再建中の仮皇居 (里内裏) の方が主に使用されるようになっていき、最後には内裏が焼失した際に再建がなされず里内裏のうちのひとつであった現在の京都御所に皇居が移されたとのこと。 案内役の人の話によると、1000 年の間に 50 回燃えたので、つまりは 20 年に 1 回燃えてきた歴史があるということになるらしい。 火事と喧嘩は江戸の華、とかいうけど、昔はどこも火事が多かったんだろうか。 しかし御所が 20 年に 1 回燃えるのはさすがに燃えすぎではないか、と思った。

京都の町中は雑然としているように感じるので、御所の中の落ち着いた雰囲気は別世界のような趣であった。 「左近の桜、右近の橘」 で有名な紫宸殿の前の 2 本の木が青々としていたのが妙に印象に残っている。