機械仕掛けの追想詩
精密機械工の初級試験の日だった。 何が何だかわかってないのだけれど、自分は忍とか諜報員みたいな職の訓練生になっていて、そういった職の人間たるもの何でもできないとだめらしいので精密機械をいじる試験みたいなのもあるようだった。
その日の試験は腕時計を組み立てるというもので、京都駅の八条口 1 F に長机が並べられていて、そこで腕時計を組み立てていた。 同時に試験を受けていた同期は何人かいたのだけど、自分も含めてみんな調子よく組み立てることができていて、さくっと終わらせることができた。 みんな 「このパーツの組み合わせは○○先生が集めたものだろうから、きっとここら辺に罠が張られているはず...」 とか言ってて、パーツ構成から出題者 (?) を推測してたりしてすごいなーと思った。
試験がそれなりにうまくいったので同期の人たちと喜んでたら、上級生っぽい金髪高飛車女に 「あの程度で喜んじゃってまだまだですわね」 みたいなこと言われて 「うぐぐ」 ってなった。
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