プリズムの煌めきに導かれて 『キンプラ』 を見た
絶賛上映中の映画 『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』、通称 『キンプラ』。 Twitter でよく目にして気になってたので 『キンプラ』 を見るに至り、世界が輝いて見えるようになった。
(基本的にはネタバレしない方向で書く。)
ちなみに Twitter に流れてきた情報の中で一番の決め手になったのは HolyGrail さんのツイートだったので、みんなも HolyGrail さんのツイートを見て 『キンプラ』 を見に行こう! (ちょうど昨日ツイートまとめが公開されてた。)
一応どういう人が 『キンプリ』、『キンプラ』 と親和性が高いか書いておくと、多分 『エヴァ』 とか 『うたプリ』 あたりが好きな人はめっちゃハマると思う *1。
『キンプリ』 でプリズムの煌めきに魅せられた話
まずは前作である 『KING OF PRISM by PrettyRhythm』 (通称 『キンプリ』) を見た。 『キンプリ』 自体が 『プリティリズム・レインボーライブ』 というアニメ作品のスピンオフ作品なのだけど、いきなり 『キンプリ』 から見ても大丈夫らしい。 (実際大丈夫だった。)
上映時間は 60 分ぐらいなので、わりと気軽にみられると思う。 d アニメストアで配信されているので、気になった人は是非見て欲しい。
何の前提知識もなく見はじめたところ、男の子 3 人組によるライブが行われていてキラキラした世界が広がっていた。 これが何なのか初見の人はわからないと思うのだけど、主人公の一条シンくんが 「へー、これがプリズムショーって言うのか」 って教えてくれる。 初見の人にも優しい設計である。 さらに、しばらく見ていると男の子たちが 「無限ハグ」 などの胸きゅん技 (プリズムジャンプ) を出してくる。 最初は 「ふむふむ」 って言いながら見ていた人も、多分ここら辺から 「えっ? えっ!?」 って言いながらニコニコしてくると思う。 意味はわからないけどときめく感じ!
この 3 人組 (コウジ、ヒロ、カヅキ) が 「Over The Rainbow」 (オバレ) という人気アイドルユニットで、物語の中心となる。 主人公の一条シンくんはオバレのプリズムショーに魅せられ、オバレの 3 人が属するプリズムショーの名門エーデルローズに入りスタァを目指す、という形で物語は進んでいく。
初見だと登場人物が何者なのかわからなかったり、どういう背景があるのかわからなかったりする部分も多いのだけど、わからないなりに物語に入り込める。 特に物語終盤のヒロとコウジのあれなんかは、涙無しには見られなかった。 (という話をキンプリ有識者の人にしたら 「えっ、あそこ最初見たとき笑うでしょw なんで泣けるんですか笑」 みたいなことを言われたので人それぞれっぽい。) そこで泣いた後にはシンくんに元気を貰えて ED! の後には謎の次回予告!!
一言で言ってしまうとプリズムショーでみんなを笑顔にする作品である。 表象表現 (なのか?) が豊富で、非現実的な映像に胸が躍る。 また、人と人の出会いや別れ、ぶつかり合いといった人間ドラマも面白い要素になっている。 冒頭 5 分でプリズムショーに魅せられて、気づいたら謎予告で続きが気になって仕方がない人間になっていた。
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『プリティリズム・レインボーライブ』 を見て泣きまくった話
そんなわけで 「『キンプラ』 見に行くぞー!」 ってなったのだけど、有識者の人から 「『レインボーライブ』 もチラ見しておくといいですよ!」 という助言をもらったので 『キンプラ』 の前に 『レインボーライブ』 も見た。
これも d アニメストアなどで配信されている。 全 51 話で、大体 1 時間に 3 話ぐらい見られるので、17 時間ぐらいあれば全部見られる計算になる。 (『キンプラ』 を見る前に 『レインボーライブ』 を見た方がより楽しめるのは間違いないのだけど、結構時間がかかるし 『レインボーライブ』 を見ずに 『キンプラ』 を見ても問題はないので、時間がない人はいきなり 『キンプラ』 を見よう!)
男の子ばかり出てくる 『キンプリ』 とは違い、『レインボーライブ』 は女の子たちが主役。 見るまではヒロやコウジ、カヅキ先輩はそんなに出てこないと思っていたのだけど、実際はめっちゃ出てくる。 主人公のなるちゃんがコウジさんに曲を書いてもらったり、なるちゃんとユニットを組んでいるいとちゃんがコウジさんのことをライバル視したりする。 コウジさんといとちゃんのカプは尊い。 (尊い。)
物語自体も引き込まれる内容になっている。 登場人物の多くが何らかの悩みだったり家庭環境に問題を抱えていたりして、それを乗り越えて成長していくさまがグッとくる。 最初 10 話ぐらいはそうでもないんだけど、20 話前後からガンガン泣いてしまった。
51 話もあるので細かい話は端折るとして、映画関係の話としては、オバレ結成までのヒロとコウジの確執や、カヅキ先輩の面倒見の良さ、映画だけではよくわからない聖さんやジュネ、冷、仁のこと、さらにはプリズムの使者のことなどがわかってくるので、映画を見た人は 『レインボーライブ』 も見るのがおすすめ! 最初の方のヒロを見て 「悪役の顔してんなー」 「こいつは許せん……」 って思ってたけど、後半はヒロの苦悩だったりべる様を気遣う姿だったりが見られて、ヒロ様がだんだんかっこよく見えてくるぞ。
『キンプラ』 を理解できなかった話
そしていよいよ 『キンプラ』 へ。 1 年ぐらい前に応援上映のことを教えてくれた友人に応援上映に連れてってもらった。 初めての応援上映かつ初めての 『キンプラ』 だったので、始まるまでずっとドキドキしてた。
前情報として 「1 回見ただけでは情報量が多すぎて全然理解できない」 ということを聞いていたので覚悟はしていったのだけど、ヒロ様が踊り始めたあたりであまりに感動してしまってそこ以外の記憶が消し飛んでしまった。 いや、なんとなくは覚えてるんだけどなんとなくしか覚えてなくて、ヒロ様が輝いているということしか理解できなかった。 終わった後に友人と映画の話をしたけど、理解できてなかったせいで 「えっ、そんな場面あったっけ」 みたいになってしまったりした。
そこしか理解できなかったとはいえ、とにかくめちゃくちゃ良い作品だった。 ヒロ様最高である。
よく 「応援上映で助かった」 みたいな話も聞くけど、実際そうで、多分応援上映で見てなかったら死んでたと思う。 会場の熱気や合いの手などがいい感じに高揚感をもたらしてくれるので、脳が理解できなくても勢いで飲み込んでしまえるのだろう。
そんな感じでヒロ様に魅了されたので次の日も劇場に足を運んだ。 その時は通常上映。 2 回目なのでさすがに話の流れを追うことができたのだけど、話の流れを追えたところで意味がわからなさすぎてずっと 「意味がわからんwwww」 って言いながら爆笑してた。 特にストリート系 3 人のところがヤバくて、あそこの意味不明さを終演までずっと引きずってしまった結果、前日感動したヒロ様の場面でもずっと爆笑してしまっていた。 「地球は黄色かった」 あたりとか爆笑ポイントでしかなくて、むしろ前日なんで感動したのか理解できないぐらいの感じだった。
『ヱヴァ Q』 を劇場で見た人はあの脳が事象に追い付かない感じを思い浮かべてもらえればいいんだけど、まさにあんな感じ。 2 回目にしてあの状態。 全然理解できないけど、登場人物みんな熱いしキラキラしてるし、脳はどんどん高まっていく。
『キンプラ』 を何度も見たくなる話
そんな感じで、理解できないなりに脳がプリズムショーを欲する状態になって、また応援上映に連れて行ってもらったり一人で通常上映に行ったりしてる今日この頃。 4 回目ともなるとある程度落ち着いて見ることができるようになってきて、全体の話をある程度理解しながら、泣いたり笑ったりしている。 まさにジェットコースターという感じの 70 分!
何がいいかって、原点に戻るんだけどやっぱりプリズムショーが素晴らしい。 プリズムショーを見てすごく幸せな気持ちになれる。 ときめいたりドキドキしたり。
シンちゃんが言ってた 『先日、先輩たちのライブで、生まれて初めてプリズムショーを見ました! そのとき、心がときめいたっていうか、ドキドキしたっていうか、今まで味わったことのない、すごく幸せな気持ちに包まれたんです! この気持ちをたくさんの人に知ってもらいたい。 そして、毎日をなんとなく、つまらないなあと思って過ごしてる人に、教えてあげたいんです! 世界は! 輝いているって!!』 というセリフ。 まさにこれだよなぁと実感している。
そうして 「アレクの腹筋が割れるさま (物理) を見たい!」 とか 「カヅキ先輩が 1,200 億円を浮かせるところを見たい!」 とか 「ヒロ様の輝きを見たい!」 といった気持ちが湧き出てくるのである。
KING OF PRISM Music Ready Sparking!
- アーティスト: 一条シン・太刀花ユキノジョウ・香賀美タイガ・十王院カケル・鷹梁ミナト・西園寺レオ・涼野ユウ(cv.寺島惇太、斉藤壮馬、畠中祐、八代拓、五十嵐雅、永塚拓馬、内田雄馬)
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ株式会社(Music)
- 発売日: 2016/08/31
- メディア: CD
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それから、『キンプリ』 ではエーデルローズの新入生たちの様子があんまりわからないのだけど、『キンプラ』 では (少しは) 新入生たちが動き回る感じを見られるので、そこらへんも見どころの一つ。 特にタイガきゅんは素敵!
そんなわけなんで、超面白い作品である 『キンプラ』 をみんなも見て!!!
*1:個人の感想です。