Visual Studio Community 2013 を使用して Windows ストアアプリを TypeScript で記述する
個人開発者などが無償で使用可能な Visual Studio Express 2013 for Windows では TypeScript を有効にするためのプラグインがインストールできず、TypeScript での Windows ストアアプリ開発を個人開発者が行うのはなかなか難しい状況でした。 (もしかしたら私が調べた後に Express 2013 for Windows でもサポートされたのかもしれないけど調べてません。)
先日 Visual Studio Community 2013 が発表され、個人開発者でも Visual Studio Professional 相当の機能を備えた Visual Studio を使いやすくなりました。 ありがたいですね!
そこでさっそく Windows ストアアプリを TypeScript で使ってみるというのを試してみたので軽く方法を書いておきます。 使用した Visual Studio のバージョンは Visual Studio Community 2013 Update 4 です。
Visual Studio Community 2013 のインストール
まずはインストールしましょう。
- Visual Studio Community 2013 - Visual Studio : 紹介ページ
- ダウンロードの概要 : ダウンロードページ
プロジェクトを作成して TypeScript を有効にする
TypeScript 用のテンプレートはデフォルトでは用意されていないので、JavaScript 用のテンプレートを使用してプロジェクトを作成します。
そして、プロジェクトに含まれる JS ファイルの拡張子を 「.ts」 に変更します。 すると自動的に TypeScript サポートが有効になります。 下のようなメッセージが出ると思いますが、「No」 で良いと思います。 (「Yes」 を選ぶと NuGet で型定義ファイルを取ってこれます。)
単に拡張子を変更するだけだと型エラーでコンパイル出来ないはずなので、型定義ファイルを追加したり、型定義を自分で書いたりしましょう。 Windwos ストアアプリ開発では基本の型定義ファイルとして 「winrt.d.ts」 と 「winjs.d.ts」 が必要になるはずです。
あとは TypeScript でごりごり書いていけば良いです。 便利ですね!
関連ページ
- 最新のアプリ - 最新のアプリで TypeScript を使用する : 少し古いですが、Visual Studio 2013 で TypeScript を使って Windows ストアアプリを開発する方法について書かれています。 このエントリではプラグインをインストールしていますが、現在は Visual Studio 自体が TypeScript をサポートしているためプラグインのインストールは不要です。
- Getting started: TypeScript for Windows 8 Projects using Visual Studio 2012 - Yizhe - Site Home - MSDN Blogs : さらに古い Visual Studio 2012 時代の TypeScript での Windows ストアアプリ開発について。