一角獣は夜に啼く

ただの日記です。

思ってることとか考えたこととか適当に書きます。 主にソフトウェア開発の話題を扱う 「ひだまりソケットは壊れない」 というブログもやってます。

受け手がどこでどう感じるべきなのかを明示する手法について

先日、某ブログメディアの偉い人の 「ブログメディアを立ち上げて運営するときに気を付けるべきこと」 みたいなプレゼンを聞きました。 ブログメディアに携わっている人がどういうところに気を付けてやっているのか、ということがわかって色々と参考になりました。

その話の中で、『世界中でそこでしか見れない景色の写真の紹介をするときに 「これはすごい!!」 って記事に書くとか、新しい Apple 製品の紹介をするときに 「今すぐ買いたい!!」 って記事に書くなど、主観とテンションを記事に入れるようにしている。』 という話があって、ちょっと 「うーん」 って思ったりしたのでした。 私は、個人のブログなどで何らかのものに対して感想を綴っていたりするものを見るのはすごく好きなのですが、新しい製品などの紹介をしているブログなどで 「これはすごい!!」 みたいなことが書かれているのは大嫌いなので、そういうのを意図的にやっているということを聞いてああいうのが良いのかー、と思ったりしたのです。

主観とテンションを記事に入れる理由は 『読者のために、読者がどこに意識を向ければいいのかがわかりやすくするために書く』 ということだそうです。 私は、人が盛り上がっていると心が冷めてしまう人間なので多分そういうのは嫌いなんですが、多くの人はそういうのがあった方が一体感みたいなのを感じて盛り上がれるのかなぁ、と思いました。

思えば、テレビのバラエティ番組でも、「笑うべきシーン」 で笑い声の効果音を入れたりしていますし、『ワンピース』 などの漫画でも、読み手に泣かせようとするシーンで (劇中の) 当事者以外が泣いている姿を描いたりしていて、人の共感に訴えることで受け手 (読み手や聞き手) の感情を揺さぶろうとする手法は世の中に溢れているのだなぁと思ったりしました。

バラエティ番組での笑い声の効果音の使い方などはすごく馬鹿っぽいので、まあテレビ番組を見るような層にはそういう手法はいいんだろうなー、などと思っていたのですが、そうでもなくて世間一般に通用する手法なんですかねー。